脳卒中片麻痺のリハビリ 麻痺の回復と半球間抑制の関係を知ろう
「半球間抑制」という現象によって手や足は巧みに動かすことができますが、脳卒中になるとこの抑制のバランスが崩れてしまいます。 リハビリでもこの現象を考慮しながら進めていく必要があるため、今回は半球間抑制についてまとめてみま…
「半球間抑制」という現象によって手や足は巧みに動かすことができますが、脳卒中になるとこの抑制のバランスが崩れてしまいます。 リハビリでもこの現象を考慮しながら進めていく必要があるため、今回は半球間抑制についてまとめてみま…
プッシャー(pusher)症候群の病態 プッシャー症候群とは、脳卒中などで脳に損傷を受けた患者さんにみられる姿勢定位障害のことです。 プッシャー現象、体軸傾斜症候群などと呼ばれることもあります。 プッシャー症候群の患者さ…
私は回復期の病院で働いていますが、一日に一回は必ずと言っていいほど大腿骨転子部骨折か頚部骨折の患者さんのリハビリをさせていただいています。 みなさんも高齢者の四大骨折とされているので、臨床で出会う頻度は高いと思います。 …
ラテラルスラスト(外側スラスト)とは 外側スラストとは、歩行立脚期においてみられる膝関節の外側動揺性のことです。 「ラテラルスラスト」とも呼ばれています。 変形性膝関節症で膝関節の内反変形を呈している患者さんに主にみられ…
臨床で多く経験する足関節背屈制限。 脳血疾患での麻痺であれば下腿三頭筋が問題になると思いますし、 整形疾患であれば、他の軟部組織が原因になることが多いです。 足関節背屈制限の因子で腓腹筋とヒラメ筋しか…
基礎講習会を受講し、自分なりにボバースコンセプトというものをアウトプットします。 もちろんこれがすべてではなく、簡単にこんなものと自分は解釈しているといったものになります。 基礎講習会を受講しての感想はこちら ボバースコ…
長下肢装具での治療には姿勢制御系の理解が必要 姿勢調整に大きく関わる神経路として、網様体脊髄路系が挙げられます。 網様体脊髄路系は体幹・四肢近位筋の運動制御に関わり、運動の中で重力に抗して姿勢を安定させる際に強く働く経路…
長下肢装具に対して否定的な意見を持っているセラピストっていると思います。 わたしも一時期ですがハンドリングや徒手療法にハマって勉強会に行きまくっていた時期は、長下肢装具で下肢を固めてしまうことに疑問を抱き、否定的な意見を…
私はノートに書きながら担当の患者さんの問題点を整理したり、その日の治療介入と治療結果などをまとめて考察したりしています。 半球間抑制の記事は前に書いたのですが、実際に臨床でそのメカニズムを強く意識させられた患者さんがいた…
Extension lag(エクステンションラグ)とは 膝関節の他動での完全伸展は可能であるのに、自動での完全伸展が困難である状態のことです。 立位や歩行時も膝の完全伸展保持はできないため、立位姿勢も全身的な屈曲姿勢を呈…