~脳卒中リハ編~理学療法士がおすすめする教科書・参考書6選

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

脳卒中の予後予測は、リハビリのゴール設定や入院治療期間の設定をするために重要になります。

リハビリをするのも目標が見えるのと見えないのとではモチベーションも違ってくるのではないでしょうか。

この教科書では予後予測に必要な評価法から、画像予測、二木の予後予測や最新の予後予測まで解説されています。

また実際の症例を通して、上肢や下肢、歩行、ADL、在宅復帰の予後予測が示されており実践しやすい内容になっています。

コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像

セラピスト目線で解説されている非常に優しい脳画像の教科書です。

CTやMRIを見る際に、画像のスライスの高さ別でなにを目印として脳の各組織を探し出すのか、隣接するものは何なのかがわかりやすく写真をふまえて解説してくれています。

これにより、損傷している領域と残存機能を見つけ出せ予後予測にもつながります。

もちろん脳の各領域での機能や構造の知識はおさえておかないといけないですが、脳画像の教科書ではこれをおすすめします。

高次脳機能障害学

高次脳機能障害に対する評価や対応について一通り書かれており、高次脳機能を幅広くカバーできます。

脳の機能と画像診断を高次脳機能と結び付けられて書かれており、わかりやすいです。

症例集はありませんが、高次脳機能障害への検査、診断のコツ、アセスメントは細かく書かれており、一冊持っておきたい教科書です。

 脳卒中理学療法ベスト・プラクティス

脳卒中リハビリに従事しているセラピストが知っておきたい、脳の生理学的メカニズムや脳卒中リハビリの理論的背景などがまとめられています。

また、基礎的な評価は省き、運動連鎖を考慮した評価や治療、pusher症候群の病態理解や治療などが記載され、実践的な評価と治療がまとめられているなと感じました。
脳卒中リハの理論や実践的な評価や治療を押さえたいときにおすすめしたい一冊です。

リハビリテーションのための脳・神経科学入門

脳卒中リハビリにおいて脳・神経・認知科学のに基づいて治療を行うために、ベースとなる知識を提供してくれます。

古い知見から最新の知見までわかりやすくまとめてくれており、認知運動療法がなにを根拠にしているかが伝わってきます。

値段も安い方なので買いやすいです。脳卒中リハビリに携わるセラピストは読んでおきたい一冊です。

脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ〜基礎編~

ボバースは世界的に普及している中枢神経疾患へのリハビリアプローチです。

アプローチ方法というよりコンセプトととらえた方がいいかもしれません。

 何を根拠として治療をしているのか、具体的にどういう考え方なのかを、多くの症例を通して学ぶことができます。

決して中枢神経障害のリハビリだけではなく、整形の症例にもこのコンセプトを活かして治療を行えます。

しかし、ハンドリングがとても重要な手技なためこの本を読むだけでは治療として活かしづらいのも確かです。

この本でボバースのベースとなる知識を押さえてから講習やコースを受講すると学びが深まります。

中枢神経疾患の方の治療を考えるうえでは、必須になる考え方だと思います。

脳卒中理学療法の理論と技術

 この教科書は脳卒中リハビリでとても有名な吉尾先生が執筆・編集しています。

脳の解剖・生理から脳卒中の病態解釈や症候、脳卒中リハで必要な検査測定、エビデンスに基づく運動療法まで解説されています。

「エビデンスに基づく治療理論を、技術として臨床に導入する」をコンセプトにされているようで、脳卒中リハビリの理論的背景が解説されており、脳卒中リハビリに従事するセラピストは読んでおくと理論に基づいて治療の応用ができると思います。