~整形編~理学療法士がおすすめする教科書・参考書10選

プロメテウス解剖学アトラス

美術品かなにかかなと思うほど細部まで美しいです。

複雑な層構造がわかりやすく描かれており、触診の深さのイメージ作りにも役立ちます。

イラストが非常に綺麗で、筋の走行や他の軟部組織との位置関係などを理解しやすいです。

アナトミー・トレイン [Web動画付] 3: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

筋膜のつながりを列車に例えて豊富な写真とイラストで解説している筋膜の教科書ではとても有名な一冊です。

症例をとりあげてこうゆう治療をしますといった内容は少ないですが、筋膜と運動や姿勢の関係性をアナトミートレインをもとに考察されており、局所の機能障害を全身から考える、また逆に全身の機能障害を局所から考えるという視点を育んでくれます。実際の臨床と結びつくとかなり面白くなるようなそんな一冊です。

関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション

臨床の現場でよく遭遇する運動器疾患を、症例を通して実践的な評価と治療を学ぶことができる内容になっており、翌日にはさっそく活用しやすいようになっています。

1つの症例が4ページで構成されており、前半2ページは疾患の概要や術式とその理解に必要な解剖学がイラストも交えてまとめられており、後半2ページで実際の症例に行った評価と治療がカラー写真つきで記載されています。

1つの症例が4ページでまとめられており読みやすく、症例の数も豊富で運動器疾患の痛みや機能障害の考察や最適な運動療法の選択に悩んだら、この本を読んでみると必ずヒントを与えてくれると思います。

私たちセラピストは日々、症例を通して学んでいくため経験の量も必要なため、まだ症例の経験が少ない若手セラピストはこの本の症例を通して学んでいくと、解剖学の知識と疾患が結びついて楽しく学べるのではないでしょうか。

 カラー版カパンジー機能解剖学

動作時の関節の動きやそれに伴う筋作用を理解するのにこれが一番といってもいいくらい網羅されています。

機能解剖学をカラーで描かれておりわかりやすいです。内容が細かいため学生のときには難しいかもしれませんが、現場にでてからは徒手療法や運動の誘導を行ううえで、この機能解剖の知識があることが非常にプラスに働きます。

1冊でも値段は高いですが、それがシリーズで3冊あります。高額ですが一生使えるので買って損はありません。

運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学

この本は「臨床解剖学」というタイトルのとおり、運動器疾患での痛みや機能障害を機能解剖学と結び付けて理論立てて丁寧に解説されています。

術式によってどこが侵襲されるのか、筋と神経の位置関係によって絞扼されやすいか、などなど解剖のイラストや疾患の病態説明を織り交ぜられており、とてもイメージをしやすくなっています。

運動器疾患と解剖学を結び付けたい人は必ず読んだほうがいいと思います。

普段疑問に感じるなぜこの症状が出るのか?を解決に導いてくれるこの本は新人からベテランまで読んでほしいおすすめの一冊です。

ブラッシュアップ理学療法―88の知が生み出す臨床技術

さまざまなセラピストの独自に工夫をした評価方法や治療展開、臨床の視点が詰め込まれています。

1タイトルが4~8ページ程度で完結されており、気軽に読み進めることができます。

かなり実践応用的な内容であるため、解剖学や運動学、筋膜のつながりなどの知識を押さえてから読まないと、理解しづらいと思います。独自の視点で描かれているタイトルもあり、臨床で生かせるものと共感できないものに分かれるかもしれません。

しかし、様々な切り口で臨床を捉えられており、行き詰まったときには壁を乗り越える知恵を与えてくれるそんな一冊です。とても面白いです。

入谷式足底板 ~基礎編~(DVD)

 足底板で有名な入谷先生の教科書です。

この足底板を作るにはグラインダーという機械も必要ですし、研磨にもかなり技術がいるとされます。

ハードルは高く感じますが、この本は足底板だけでなく、足部の解剖学や運動学、そしてなにより足部からの運動連鎖の話が臨床に活用できます。

グラインダーはなくとも、くつのインソールに少し工夫を施してみたりテーピングを応用してみたりと自分なりにこの本を活用するといいと思います。

運動器疾患の「なぜ?」がわかる評価戦略

人気書籍である「運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学」の著者である工藤慎太郎先生のシリーズ3作目です。

痛みや機能障害がなぜそこに起きているのかを、解剖学と運動学に基づいて3つのstepを踏みながら見つけ出していく過程を丁寧に解説されています。

「どんなストレスがかかっている?」「どの部位に?」「なぜそこにストレスがかかることになってしまったのか?」この3stepがフローチャートになっており思考を整理しやすくもなっています。

学生に対する教本としても非常に有効に使える教科書でしょう。

結果の出せる整形外科理学療法

肩で有名な山口先生、皮膚運動学で有名な福井先生、足底板で有名な入谷先生が執筆されております。

人間の動きを運動連鎖の視点でどのようにとらえて分析するか、またその結果どの運動療法を選択していくかが解説されています。 

学生のときに購入しましたが、そのときは難しくて理解できませんでしたが、ある程度運動連鎖や筋膜のつながり、運動学の知識が身についてから読むと面白く読み進められます。福井先生が執筆している部分でしょうか、皮膚からの誘導なども参考になります。