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痛み評価の重要性
痛みは人によって感じ方は違いますし、表現も人によりさまざまです。
そのため正確に解釈しその人の痛みを共有することはなかなか難しいものです。
リハビリを行うにあたって痛みは、リハビリで取り除ければ信頼をしてくれますし、
増強してしまえば信頼関係は簡単に崩れてしまうもので、
患者さんの痛みを共有し認識してリハビリのプログラムを組んでいくことが非常に重要になります。
この痛みを共有しやすくまた視覚化して経過観察しやすくするために痛みの評価スケールを使用します。
また、リハビリ職だけではなく、医師や看護師にも視覚的に痛みの大きさを共有することもできます。
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痛みの評価スケール(VAS、NRS、フェイススケール、VRS)とは
痛みを評価するには、
➀痛みがでた経緯(ひねったとか)
➁自発痛か安静時痛か
➂痛みの部位を聴取
➃痛みの質を聴取(ジンジン、チクチク、など)
➄痛みの程度
➅持続時間・発現時間
➆どうすると痛くないか
などを聴取していきます。
この中で今回の痛みの評価スケールを使用するのは➄番の痛みの程度になります。
痛みの評価についての記事はこちら👇
痛みの程度は、患者さんの主観的なものであり、どのくらい痛いか表現するのが難しいため、評価スケールを用いて視覚かします。
痛みを評価するスケールとしてビジュアル・アナログ・スケール(VAS:visual analogue scale)や、ヌーメリック・レイティング・スケール(NRS:numerical rating scale)、フェイス・スケール、Verbal Rating Scale (VRS)などがあります。
ビジュアル・アナログ・スケール(VAS:visual analogue scale)
紙の上に10cmの線を引いて、左端に0mmとして全く痛みがない状態とし、右端に100mmとして今までで一番の痛みの状態とします。
患者さんに「あなたの痛みはどれくらいですか?」と聞き、0〜100の間で患者さんが感じている痛みの程度がどのあたりになるのかを線を引いてもらうか指で指してもらいます。
痛みが何mmかで評価するため、定規で10㎝を測って0mmと100mmを線で結んでおく準備が必要であり、パッと思いついたときに評価できないことが欠点かもしれません。
ヌーメリック・レイティング・スケール(NRS:numerical rating scale)
直線を0の痛みが全くないから10の今までで一番痛い痛みの11段階に区切り、患者さんが感じている痛みの程度を指示してもらいます。
または、口頭で「0が全く痛くない、10が今までで一番痛い痛みとしたら、いまの痛みは0から10のうちなになりますか?」と質問して数字で答えてもらいます。
子供ではうまく質問の意図が伝わらなかったり、日本人は5と7を選びやすい傾向があるため正確に評価できないことがあります。
フェイス・スケールFace Pain Scale
フェイススケールでは患者さんが感じている痛みを、人の顔の表情によって評価します。患者さんに「あなたの痛みを表している表情はどれですか」と聞き、選んでもらいます。
小児や高齢者の評価として使用されることが多いです。
痛み以外のその時の気分を表した表情を選んでしまうことが考えられ、また段階付けが少ないことがこの評価の難しい点になります。
Verbal Rating Scale (VRS)
痛みの強さを表す言葉を5段階にして順序よく並べます。
0:痛みなし
1:少し痛い
2:痛い
3:かなり痛い
4:我慢できないくらい痛い
この中から患者さんが自分の痛みがいまどのくらいの痛みの表現が近いか選んでもらいます。
しかし、スケールの段階が少ないため、痛みの程度を細かく評価しきれていないことがあるかもしれません。