ピラティスの流派は日本で普及しているのでも7団体以上あるのではないでしょうか。
世界でみると60団体ほどあるようです。
ピラティスのインストラクターの資格をとりたいけどどの団体のがいいのかはなかなかわかりにくいと思います。
一番はそれぞれのピラティスを体験しインストラクターの話を聞いて自分にあうものを選択することだと思いますが、全部体験するのも大変でしょう。
そこで今回は日本で普及している主要な団体の紹介とそれぞれの団体のマット養成コースの期間や費用を紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
BASIピラティス
Basiピラティス(Body Arts and Science International)はラエル・イサコウィッツによって1989年に設立され、
アメリカの南カリフォルニアに本部を構える世界最大規模のピラティス教育団体です。
30年以上のピラティスの研究と指導の歴史があり、業界の基準となる存在です。
ピラティスの考案者であるJ.H.ピラティス氏に敬意を持ち動きに無駄のないフローを正確に揃えることを目標としてレッスンに取り入れているのが特徴です。
・マット土日集中コース
期間:6日間(6時間)
費用:30万6,000円
・マット平日コース
期間:12日間(3時間)
費用:45万円
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ポールスターピラティス
ポールスターピラティスは日本支部の代表が医師であり、理論や機能解剖学をピラティスメソッドに結び付けているのが大きな特徴ではないでしょうか。
そのため、疾患に対する具体的な対処についても学べる医療的側面が強い団体です。
医療従事者がインストラクターに多く、安全に効果的な指導に期待ができるのも特徴でしょう。
このポールスターピラティスはインストラクターになるために他の団体と比べて費用と期間がかかります。
それほど深いとこまで学べるということにもなります。
認定試験の受験に、ロゴブックという独自の学習サポート制度?ツール?を埋める必要があります。
内容としては
・レッスン見学
・自主練習
・指導練習
・デモンストレーションやティーチング
になります。
これを養成コースとは別に学習を進めていかないといけません。
- Gatewayマット (このコースを受講後養成コースの受講が可能)
費用: 70,000円(税込)
- マット養成コース
期間:オンライン10時間と実技全3日間
費用:226,800円(税込)
STOTTピラティス
ピラティス界の名門校「アイビー・リーグ」と称され世界NO.1のピラティスブランドとして注目を集めています。
ピラティス氏の考えに忠実でありながらも、解剖学と生体力学の要素を盛り込みつつ、時代やニーズにあわせながら日々発展しているメソッドです。
大きな特徴はリハビリテーションコースがあることです。
受講条件にも医療従事していることが含まれています。
器具や道具を活用しながらエクササイズをどのように臨床に結び付けていくか、ケーススタディなども行い実践的なアプローチ法が学べます。
- マット初級中級コース
期間:8日間(5時間)+見学10時間、自主練30時間、指導実習15時間
費用:34万円
- マット上級コース
期間:1日間(5時間)
費用:4万2,000円
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PEAKピラティス
アメリカではアスリートやセレブリティ、一般愛好家などが顧客として受け入れられている中心的な団体です。
アメリカのNPO団体ピラティス・メゾッド・アライアンス(PMA))認定の教育機関であり、スポンサーでもあります。
この団体の大きな特徴はピラティス氏の伝統的なエクササイズを継承している点です。
エクササイズの最初から最後の動きまでの順番が決まっており、それをマット養成の初級・中級・上級でエクササイズのアレンジを学んでいきます。
- マット初級
期間:3日間(7時間)
費用:15万1,200円
- マット中級
期間:2日間(7時間)
費用:8万6,400円
- マット上級
期間:2日間(7時間)
費用:9万1,800円
FTPピラティス
FTPピラティスは2000 年にFTPJAPANを設立し、日本各地にFTP Pilatesアカデミーを設置しています。
この団体の特徴としては、マットピラティスに特化していることです。
マシンの養成コースはありません(HPを見た限り)。また、他の団体に比べ費用が安く、短期間で資格が取得できます。
- ベーシックマット
期間:6日間(6時間)
費用:17万8,200円
- ベーシックマットプラス
期間:5日間(6時間)
費用:16万9,560円
PHIピラティス
PHIピラティスは代表がクリスティン・ロマニ・ルビィ氏(Christine Romani-Ruby)であり、
理学療法士の資格を持ちながら20年以上もピラティスの研究をしピラティスのエクササイズが姿勢の矯正につながることを学術的に証明しています。
一人一人の姿勢アライメントを評価・分析しエクササイズによって修正していくことが特徴です。
エクササイズの「型」のみではなくエクササイズによって不良姿勢や機能障害を改善することに焦点をあてています。
グループレッスンよりはパーソナルレッスンで強みを発揮するように感じます。養成コースを受講する人の中にリハビリ従事者が多いことも特徴です。
私もこの団体でマットインストラクターの資格を取得しました。
姿勢評価・分析からエクササイズの選択までとても臨床に役立っています。
- マットⅠ&Ⅱ
期間:4日間(8時間)
費用:22万円
まとめ
日本で普及している団体のマット養成コースについて紹介しました。
どの流派が良いかは正直すべて体験したわけではないのでなにも言えません。
ただわたしはピラティスを養成コースで受講することで深く学べることは自分の身体の変化につながりましたし、
仕事にも活かすことができているので本当に良かったと思っています。
ぜひ、みなさんも受講してみて深く学んでみてください。
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