肩こりの原因、リハビリを運動連鎖から考えてみよう

肩こり

肩こりはだれでも経験がありますよね?

そんな肩こりを運動連鎖の観点から考えてみたいと思います。

 

肩こりは僧帽筋?棘上筋?の硬さが原因か

肩こりは、首の後ろや肩周囲の筋の「重い」「突っ張り感」「はる」「こわばる」などの症状の総称です。

肩こりの訴えが多い部位は僧帽筋、肩甲挙筋といわれています。僧帽筋や肩甲挙筋は頸椎から肩甲骨に付着しているため、頭・首・肩の動きに伴い収縮します。

しかし、頭部が胸郭の前方に突き出たような「フォワードヘッド」

の姿勢や片方の肩が下がったような姿勢では頭や肩を引っ張り上げるように僧帽筋・肩甲挙筋が持続的に収縮することになるのです。

 

持続的な収縮で筋ポンプ作用による血流の循環が機能せず、代謝産物が十分に洗い流されず肩こりの症状を作り出します

肩こりと運動連鎖

今回は立位姿勢として運動連鎖を考えたいと思います。

立位では足部が地面に接しており、立位の姿勢評価ではまず、接地している足部からの評価が重要とされます。

足部のアライメント一つで全身のアライメントはどのように変化するのでしょうか。

 

足関節の回内・回外からの上行性連鎖

上行性連鎖(足関節)

距骨下関節回内(起点)

距骨下関節回外(起点)

足関節

回内

回外

脛骨

内旋・前方・内側

外旋・後方・外側

膝関節

屈曲・外反・内旋

伸展・内反・外旋

大腿骨

内旋・前方・内側

外旋・後方・外側

股関節

屈曲・内転・内旋

伸展・外転・外旋

骨盤

前方回旋

後方回旋

 

不良姿勢と肩こりの関係

今回は肩こりを僧帽筋上部の筋緊張亢進とします。

では、足部の上行性運動連鎖から僧帽筋上部の筋緊張亢進にどのようにつながるのでしょうか

 

・肩こり側の足関節回内

・下腿内旋

・股関節内旋

・骨盤前傾

・骨盤が非肩こり側に移動

・体幹の肩こり側への側屈

・肩甲骨下制

 

この運動連鎖により、体幹が肩こり側に側屈して肩甲骨下制し僧帽筋上部が伸張され筋緊張が高まります

また、頭頸部も傾斜するが、左右の目の高さを水平にしようと頭頸部は立ち直ります。

この立ち直りで非肩こり側と表記していた頚部側屈筋が持続的に収縮するため、非肩こり側としていた側にも肩こりが起きることも考えられます。

まとめ

今回は肩こりを運動連鎖に注目して考えてきました。

「肩がこった」「じゃー肩をもみましょう、ストレッチしましょう」ではその時は痛いのはなくなりますが、1日経ったらまた痛くなっています。

根本にある不良姿勢であるとかの原因をなんとかしないといけないです。

肩が痛くても足部を見てみる必要がある、痛いとこから視点を外して考えていくことの大事さを改めて気づかされました。

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