【腰椎椎間板ヘルニア】なりやすい動作と治療、リハビリ戦略を解説!



椎間板ヘルニアとは?

ヘルニアは体の様々な部位で発生する可能性があります。

ラテン語で「脱出」を意味するこの言葉は、体内の臓器や組織が本来の位置から外れてしまった状態を指します。

このような状態を総称して「ヘルニア」と呼びます。

 

ヘルニアが発生する部位によって、その名称が変わります。

例えば、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、横隔膜ヘルニア、鼠径ヘルニアなどがあります。これらは「部位+ヘルニア」という形式で呼ばれます。

 

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腰椎椎間板ヘルニアになりやすい人

腰椎椎間板ヘルニアは神経が圧迫されている状態で、激痛が走ることがあります。

最悪の場合、神経が麻痺し脚が思うように動かせなくなる恐れもあります。

このヘルニアの発生原因には個人差がありますが、共通して腰に負担がかかることが挙げられます。

具体的な原因としては、以下のようなものがあります。

■ 日常的に中腰の姿勢が多い(仕事や子育てなど)。

■ 重たい荷物を持つ、または腰を強くひねることが多い。

■ 姿勢が悪い(猫背など)。

■ 長時間椅子に座る(デスクワークなど)。

■ 肥満による腹筋の弱さ。

■ ハイヒールなどかかとの高い靴をよく履く。

 

これらの原因に対処するためには、生活習慣の見直しが重要です。

ヘルニアの予防や治療には、この点が重要なカギとなります。

腰椎椎間板ヘルニアの症状

 

突然足や腰に痛みが起こった

痛みやしびれがある箇所に体重をかけると、症状がひどくなった

安静にしていても症状が治らない

お尻から足にかけて痛みやしびれがある

足に力が入りにくい

時々ぎっくり腰になる

階段を登るとき、足が上がりにくい

など

 

 

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腰椎椎間板ヘルニアのリハビリ

腰椎椎間板ヘルニアのリハビリテーションの目的は、腰部にかかるストレスを軽減し、ストレスに負けない体幹を作り上げることです。

リハビリは以下の4つのポイントに重点を置いて行います。

(1)体幹トレーニング

背骨を安定させるためには、腹筋群を中心とした体幹の筋活動が重要です。

腰部への負荷が少ない運動から始め、徐々に強度を高めながら、スポーツに必要な体幹筋力を獲得します。

 

(2)股関節の柔軟性へのアプローチ

股関節の柔軟性が低下すると、前屈や後屈動作の際に腰部への負荷が増大します。

そのため、大腿部や殿部の筋の柔軟性を向上させるリハビリを積極的に行います。

 

(3)背骨や骨盤へのアプローチ

腰椎(背骨の腰の部分)は骨盤と胸椎(背骨の胸の部分)に挟まれているため、それぞれの骨の配列にねじれが生じると悪影響を及ぼします。

骨盤や胸椎のねじれを改善するアプローチが重要です。

 

(4)日常生活で回避すべき動作の指導

過度な前かがみ姿勢により椎間板の内圧が高まり、症状が悪化する可能性があります。

床の物を拾う際には、股関節や膝をしっかり曲げて体幹を過度に前屈させないことを心がけます。