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ケアマネージャーとは、介護保険制度が始まった2000年に誕生した資格です。
要介護者とその家族に適切な介護サービスが提供されるように、ケアマネジメントを担います。
ケアマネージャーの仕事内容や資格取得方法についてまとめました。
ケアマネジャーとは
介護支援専門員とも呼ばれ、要支援または要介護と認定された人が、適切な介護サービスを受けられるようにするために、
ケアプラン(介護サービス計画)の作成や介護サービスの調整・管理を行います。
ケアマネージャーは居宅介護支援事業所・介護予防支援事業所・介護保険施設・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所等に所属しています。
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ケアマネージャーの仕事
要介護認定の申請代行、訪問調査
介護が必要になり介護サービスを利用する際には、
介護や日常生活に支援が必要な状態であることなどについて認定(要介護認定)を受けることが必要になります。
ケアマネージャーの仕事として、この要介護認定の申請を代行するというものがあります。
市町村に申請がなされ、認定調査員が訪問調査を行うことになりますが、この認定調査も委託を受けた居宅介護支援事業者に属するケアマネージャーが行うこともあります。
ケアプラン(介護サービス計画)の作成
ケアプランとは、どういう介護サービスをどの程度利用するかを決めた計画書のことです。
要介護度別に1カ月に利用できるサービスの上限額が決まっているので、
要介護認定者や家族の状況にあったケアプラン(介護サービス計画)を作成します。このケアプランに基づいて介護サービスが提供されます。
ケアプランにおける給付管理
要介護認定者がサービスを利用した際の利用者負担額は1割であり、残りの9割は、介護保険からサービスを提供した事業者に支払われます。
サービス事業者は、住所地のある都道府県の国保連(国民健康保険団体連合会)に請求書を提出し、
ケアマネージャーも給付管理票を提出します。 国保連は、サービス事業者が提出した請求書と、
ケアマネージャーが提出した給付管理票を照合し正しかった場合に給付金が出るという仕組みになっています。
ケアマネージャーは、給付管理票と同時に、介護サービス計画費を請求します。これが、ケアマネージャーの給与(報酬)となるのです。
ケアマネージャーの資格取得方法
ケアマネージャーの資格を取得するには「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、
「介護支援専門員実務研修」を履修し、レポートを提出する必要があります。
「介護支援専門員実務研修受講試験」の受験資格としては、大まかに下記のように、
法定資格所持者等は5年以上の実務経験、相談援助業務を実務経験5年以上が必要になります。
法定資格を有している場合
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士
以上の資格を有し、実務期間については、「資格に基づく業務」に5年(900日)以上従事していることが必要です。5年以上従事しても日数が900日未満の場合は受験資格とはなりません。
相談援助業務に従事している場合
実務期間については生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員として勤務し、
相談援助業務に5年(900日)以上、従事していることが必要です。
5年以上従事しても日数が900日未満の場合は受験資格とはなりません。