住宅改修にセラピストが関わろう!提案のコツとポイント

リフォーム

住宅改修と理学療法士の関係

私たちは患者さんの在宅復帰の実現に向けて、実際に患者さんの自宅に訪問して住宅改修のアドバイスをすることもあります。

介護保険制度が開始されてからこのような機会は増えたとは思いますが、

患者さんにアドバイスをするだけではなくケアマネさんや建築士、大工さんにもアドバイスすることもあるのではないでしょうか。

私は実際にあったのは、ケアマネさんと住宅改修メーカーの方と一緒に訪問することがありました。

アドバイスもその人がどのくらい障害のある人の住宅改修に対する知識をもっているかによって説明する内容も異なってきます。

私たち理学療法士は障害のことと、それによる日常生活動作がどうなるかをよく知っているわけです。

その立場から住宅環境をどうするかを提案する重要なポジションにいます。

 

 

手すりをつけるのが住宅改修ではない

もちろん壁に手すりをつけたら安全に歩けるかもしれません。

しかし、手すりをつけないでも安全に生活できる状況をつくってしまうことも重要です。

最初から改修工事を提案はしません。

2階に生活スペースがあるなら1階に変更すれば階段を昇らなくて済みます。

また、わざとソファーを壁に近づけて人一人通れるスペースに狭めて、ソファーの背もたれを伝えれるようにするなどもあります。

ベッドの位置もそうです。

まず模様替えをして、それでも例えばトイレが遠いならポータブルトイレを導入するだとか福祉用具を利用することで事足りることも多く経験します。

それらを踏まえたうえで、改修工事を検討していきます。

関連記事はこちら介護保険での住宅改修について知っておきましょう

移動レベルと住宅改修のポイント

一般的には移動レベルを考慮して改修のアドバイスを行います。

移動レベルは歩行レベルと車椅子レベルにわけられます。

歩行レベル 

  • ドアは開き戸ではなく引き戸
  • 敷居の段差解消

 ※ミニスロープなどはスピードコントロールが困難なこともあるため注意が必要

  • 滑らない床材(特に装具を着用している場合)
  • 絨毯はめくらないようにテープで固定するなど工夫が必要
  • ベッドを使用

スロープや置き型手すりは介護保険サービスでの福祉用具レンタルの対象です。詳しくはこちらをどうぞ

車椅子レベル

  • ドアは開き戸ではなく引き戸
  • 敷居の段差解消
  • 駆動しやすいように厚い毛足の絨毯は禁忌
  • ベッドは起居動作のことも考慮し電動で高低、背もたれ、膝上げの機能がついたものにする

歩行補助具の適切な選択のコツについて記事にしているので参考にどうぞ

杖?歩行器?歩行補助具の種類と適切な選択のコツを理学療法士が解説

代表的疾患と住宅改修のポイント

疾患ごとに留意したいポイントもかわってきます。

 

基本的特徴

改修する上で考慮するポイント

パーキンソン病

体幹の回旋が困難

すくみ足歩行

体幹屈曲姿勢

ベッドの位置やベッド柵の設置

動線に黄色のテープを貼ることで跨ぐ目印にする

杖や歩行器を使用する

脳卒中片麻痺

装具装着

装具の足底の材質と床の材質との相性

スロープよりは低い段差にする

対麻痺

車椅子で移動

床は絨毯よりフローリングにする

スロープの傾斜角度

脊髄小脳変性症

体幹が動揺する症例

手すり、置き型手すり

簡易平行棒、歩行器

 

 

 




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