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梨状筋は股関節の外旋筋として知られています。
この梨状筋は仙骨から大腿骨に付着しているのですが、骨盤が前傾すると本来の股関節外旋機能のほかに、骨盤の安定に働くことあるそうです。
量は少ないですがまとめてみました。
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梨状筋とは
深層外旋6筋の一つで、外旋筋の中でも強力な筋です。
梨状筋は,股関節の最も上部に付着している股関節外旋筋です
梨状筋は大殿筋を弛緩させることで,
一部の筋線維(大坐骨切痕から水平に走行する線維)を触診できる可能性があります。
以下に梨状筋の起始,停止,神経支配および作用をまとめます。
起始:第2〜4仙椎の前面
坐骨切痕縁
停止:大転子の上縁 神経支配:第5腰神経と第1−2仙骨神経の前枝
作用:股関節外旋、外転
梨状筋の主な作用は股関節の外旋です。
梨状筋は股関節屈曲0°~60°で股関節外旋,股関節屈曲60°以上から股関節内旋と股関節位置によって作用が変化するという報告もあります。
"骨盤前傾位で梨状筋の作用が変わる?
梨状筋は股関節の外転筋力としても働きますが、大腿骨頚部長軸に対して平行に近い角度で走行しているため、
その力学的効率は低いです。
一方で、腰椎の過前弯、骨盤の過前傾が生じると、梨状筋の走行は通常の位置より上方化します。
この上方化が生じると、中殿筋の走行と類似することになり、立脚期における骨盤の安定化機能を負担することになるのです。
臼蓋形成不全などで大腿骨頭の被覆量が少ないと、骨による安定を増やすため、骨盤を前傾し骨頭の被覆量を増やします。
これにより骨盤の安定を中殿筋の走行に類似した梨状筋に求めるようになります。
梨状筋はもともとそのような機能を有しているわけではないので過負荷に陥りやすくなるのです。
過負荷は梨状筋の肥大・収縮・短縮を引き起こし、坐骨神経を圧迫・絞扼し梨状筋症候群につながるのです。
このような骨盤のアライメント、またその骨盤のアライメント不良を引き起こしている原因を突き詰め、
単純な梨状筋のストレッチで終わるのではなく、身体全体のアライメントを考慮した姿勢の改善が重要になります。